TOWING（トーイング）、コーポレートロゴ、ホームページをリニューアル

2023.01.11

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地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指す株式会社TOWING（本社：愛知県名古屋市、代表取締役：西田宏平、以下、TOWING）は、コーポレートロゴ、及びホームページをリニューアルしたことを、お知らせいたします。

ホームページ：https://towing.co.jp/

コーポレートロゴ　リニューアルのポイント

土と微生物のイメージにTOWINGの「T」を思わせるシンボルマークと、重心を低くし安心感を与えるロゴタイプです。暖かく包み込むような柔軟さと未来を切り開いていく力強さを兼ね備えています。また、シンボルマークの右上に位置する丸は「乗数」の意味を持ち、TOWINGの技術が現代の農業や土を、何倍も良くしていくことを表現しました。

ホームページ　リニューアルのポイント

TOWINGが関わるステークホルダーは、農家さんや一般消費者だけでなく、レストラン、バイヤー、行政、企業、さらには宇宙開発事業者まで非常に幅広いのが特徴です。このような多種多様な方々に訪問して頂いた際にも、親しみやすく、かつ、正確に伝わるような構成を意識しました。技術の難しい内容も、まるでスケッチしながら語りかけるような、身近なイメージで表現しています。トップのビジュアルは4つあり、それぞれに意味を込めました。

野菜の成長をイメージしました。オレンジは果実を表現しています。

宇宙をイメージしました。オレンジは星を表現しています。

土の循環をイメージしました。オレンジは微生物を表現しています。

サービスの広がりをイメージしました。オレンジは人を表現しています。

TOWING代表メッセージ

人が暮らすあらゆる場所で、千年続く食料生産システムを構築する

株式会社TOWINGは土壌微生物技術を活用して、日本だけでなく世界中、そして宇宙基地まで、高効率かつ持続可能な食料生産システムを展開することを目指しています。

あまり日本では知られていませんが、現在、農林業部門は世界の温室効果ガス排出量の4分の1に寄与しており、食料生産は気候変動の主要因の１つとされます。人々は”化石燃料を食べて生きている”という学者の方がいるぐらいです。

地域で大量に廃棄されている有機物を良質な肥料や高機能バイオ炭として活用することで、化石燃料への依存度低下、農地への炭素固定等が可能になるだけでなく、農地のポテンシャルを引き上げておいしい作物をたくさん収穫することもできます。

月面基地の建設プロジェクトも既に開始しており、現地での食料生産システムの開発に弊社も参画しています。宇宙開発もそうですが、飢餓や環境問題等の旗印を立てることで、様々な仲間が集まり、新たなイノベーションが生まれます。社員一同はもちろん、弊社に関わりがあるすべての方たちと千年続く食料生産システムの構築に向けて、共に邁進していければと考えています。

TOWINGとは

TOWINGは、環境に配慮した人工土壌の技術である「高機能ソイル技術（※1）」をベースにし、地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指す、名古屋大学発スタートアップです。

持続可能な農業実現のため、化学肥料から有機肥料中心の栽培転換、脱炭素に向けた農地への炭素貯留が世界中で求められています。TOWINGは、農地に対して有機肥料の分解に必要な硝化菌叢を効率的に定着でき、N2O分解・CO2固定菌叢の追加により高効率な炭素固定性能を実現可能な“高機能バイオ炭”の研究開発に取り組みます。

本研究事業により、従来のバイオ炭よりも炭素固定をより効率的に実現でき、かつ収量向上も同時に実現可能な、“高機能バイオ炭”の実現と普及につなげていきます。

（※1）高機能ソイル技術とは、植物の炭等のバイオ炭（多孔体）に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌の技術です。TOWING独自のバイオ炭の前処理技術、微生物培養等に係る技術を、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術と融合し、実用化しました。高機能ソイルには大きな特徴が３つあります。

1.　有機質肥料を高効率に無機養分へと変換できます。

2.　畑で良い土壌を作るためには通常3～5年くらいかかりますが、高機能バイオ炭はわずか約1カ月で良質な土壌となります。

3.　本来であれば廃棄・焼却される植物残渣の炭化物を高機能バイオ炭の材料とするため、炭素の固定や吸収効果も期待できます。