よくあるご質問
A.
必須ではありませんが、消毒後の施用の方が、効果が発揮されやすいことがわかっています。土壌消毒剤(化学物質)、熱を利用する方法(太陽熱消毒)など、いずれの方法でも、土壌消毒後に宙炭をご施用ください。
A.
宙炭用バルクと堆肥などの有機質肥料を併用することを推奨しています。
A.
播種(種まき)や定植の2〜4週間前に散布してください。
A.
はい、土壌のタイプ(土性)ごとに適した宙炭の施用量は異なります。
統計的なデータ解析に基づき、土壌のタイプ別に以下のような最適な施用量が確認されています。
埴土(しょくど)〜シルト質埴土1〜3vol%(10aあたり1,500〜4,500L)の施用で安定した効果が得られます。幅広い投入量で効果が出ますが、5vol%(7,500L/10a)まで増やすと収量増加効果がやや小さくなる傾向があります。
埴壌土(しょくじょうど)〜シルト質埴壌土 1〜1.6vol%(10aあたり1,500〜2,500L)という少量の施用でも安定した効果を発揮し、最もコストパフォーマンスが良い土壌です。
シルト質壌土〜壌土 2vol%以下の施用では効果が小さくなる傾向があるため、3vol%(10aあたり4,500L)以上の施用が推奨されています。
砂壌土〜砂土1.6vol%(10aあたり2,500L)程度の施用から効果がみられますが、現状はデータ数が少なく追加検証が必要な段階とされています。
また、土壌のタイプだけでなく「作物の種類」によっても推奨施用量は変わります。
例えば、コマツナなどの葉菜類や根菜類は1.6vol%(10aあたり約2,500L)で安定した増収効果が期待できる「黄金比」となりますが、トマトやナスなどの果菜類では長期栽培と樹勢維持のために5vol%(10aあたり7,500L)と多めの施用が効果的とされています。
A.
10aあたり、 [堆肥・有機質肥料の窒素量]×[肥効率]が5kgN程度になるように有機態窒素を堆肥や有機肥料を同時にしてください。
※添付PDF:農林水産省「3 有機質資材施用による化学肥料の削減」
A.
牛糞堆肥は窒素の肥効率が低いため(約10%)、単独でまかなうには10aあたり約2トン必要です。鶏糞や油かす、魚粉などを組み合わせて補うのが効率的です。
A.
使用できます。不足する肥料成分は化成肥料で補って問題ありませんが、有機質肥料との併用をベースにしてください。
A.
「硝化抑制剤入り肥料」と「石灰窒素」は、宙炭の有用微生物の働きを阻害したり殺菌してしまうため、同時の施用は避けてください。
A.
窒素やリン酸、カリウムなどの過剰障害や塩基バランスの崩れを引き起こす可能性があるため、土壌診断に基づく適切な施肥設計が必要です。
A.
機物(堆肥や有機質肥料)と宙炭を併用することは、宙炭の導入効果を最大限に引き出すための必須条件とされています。
宙炭には「バイオ炭」としての物理・化学性改善効果と、「有用微生物」による生物性改善効果がありますが、微生物が活発に働くためにはエサとなる有機物が必要です。
これらを併用することで、以下のような大きなメリットが得られます。
1. 有機質肥料の「効き」が劇的に良くなる(初期〜後期まで)
2. 収量の大幅な増加と安定(平均20%以上の増収)
3. 有機転換時の「移行期の痛み(収量低下)」を回避
4. アマゾンの古代土壌「テラ・プレタ」のような病気に強いとされる土壌環境を早期構築
【併用時の推奨目安】 これらのメリットを確実に得るため、宙炭を散布する際は、微生物のエサとして10aあたり「有機態窒素が5kg以上」含まれるように、堆肥や有機質肥料を同時にすき込むことが推奨されています。
A.
宙炭の効果そのものが堆肥の種類によって直接変わるわけではありませんが、堆肥の種類によって窒素の含有量や「肥効率(作物が利用できる養分になる割合)」が異なるため、宙炭の効果を最大限に引き出すために必要な「施用量」や「組み合わせ方」が変わってきます。
宙炭に含まれる微生物が活発に働き、無機化や硝化を促進するためには、エサとなる「有機態窒素」を10aあたり5kg以上供給することが推奨されています。
堆肥・有機質肥料の種類による違いは以下の通りです。
鶏糞堆肥・油かす・魚粉など(肥効率が高い) 窒素含有量が多く、肥効率も60〜80%と高いため、比較的少量(10aあたり80〜300kg程度)で宙炭に必要な有機態窒素を確保できます。
牛糞堆肥・豚糞堆肥など(肥効率が低い) 窒素含有量が少なく、肥効率も約30%と低いため、単独で必要な有機態窒素を確保するには10aあたり1,500〜2,000kgの大量投入が必要になります。初年度に牛糞堆肥のみを使用する場合は有機態窒素が不足しやすいため、他の有機質肥料(鶏糞や油かすなど)で補うことが推奨されています。
注意点 堆肥や有機質肥料には、窒素だけでなくリン酸やカリウム、石灰なども含まれており、その割合(NPK比)は種類によって大きく異なります。
特定の堆肥だけを過剰に投入すると、塩基バランスが崩れたり養分の吸収不良(過剰障害)を引き起こす可能性があるため、事前の土壌分析に基づき、堆肥の種類や施用量を適切に組み合わせることが重要です。
A.
直射日光や雨を避け、火気厳禁で保管してください。また、開封後は速やかに全量を使い切ってください。
A.
宙炭の「使用期限」が撤廃されました。
ただし、宙炭には土づくりに役立つ「生きた有用微生物」が豊富に含まれております。微生物の活性を高く保ち、最大限の効果を発揮させるため、以下の適切な環境で保管のうえ、なるべく早めにご使用ください。
【適切な保管方法】
直射日光と雨を避ける: 紫外線や水濡れによるダメージを防ぐため、屋根のある冷暗所で保管するか、防水シートを被せてください。
火気厳禁: 原料であるバイオ炭は可燃物です。火の気のない安全な場所で管理してください。
開封後は速やかに使い切る: 開封すると外気に触れて微生物の環境が変化しやすくなるため、開封後は全量を使い切ってください。
A.
バルクを入れることで土壌の物理性(通気、水はけ)と化学性(保肥力など)が効率良く改善され、宙炭の微生物が増殖する「住みか(スペース)」が増えて、宙炭の効果が底上げされるためです。
A.
自作の炭は温度管理が難しく、強アルカリ性で生育に悪影響を及ぼすリスクや、品質の証明が難しいためクレジット対象外となることが多いので、推奨していません。
A.
弊社が販売・品質確認した「宙炭用バルク」以外のバイオ炭は、宙炭の微生物との相性や十分な効果を保証できないため推奨していません。
A.
10aあたり、浅根性作物(コマツナなど)は1,700L、深根性作物(トマト、ナスなど)は3,700Lを推奨しています。
A.
果菜類などは土の深いところ(起耕深15cm程度)まで根を張るため、より深い層まで物理性を改善するために多めの投入が必要だからです。
A.
いいえ。バルクによる物理・化学性の改善効果は長期間(数年〜数十年)持続するため、基本的には初年度の投入のみで問題ありません。ただし、深根系は5年に1度、宙炭用バルクの施用を推奨します。(果菜系:ナス、キュウリ、トマト等、起耕深15cm程度の作物)
A.
浅根性作物は不要ですが、深根性作物(果菜類など)の場合は、地力維持のため5年に1度を目安にバルクを再投入することを推奨します。
A.
はい。同時に圃場全面に均一に散布し、一緒に土へすき込んでいただいて問題ありません。
A.
宙炭用バルクには微生物がいないため、太陽熱消毒などの前にあらかじめ畝にすき込んでおくことが可能です(消毒後に「宙炭」を散布します)。
A.
宙炭用バルクの投入量によりますが、かさ密度(土の重さ)が低下し、踏み固められた圃場でも柔らかくなるため、トラクター等の作業性も向上します。
A.
はい。土が柔らかく物理的抵抗が減るため、ダイコンやニンジンの又根・曲がりといった形状不良が減少しやすくなります。
A.
はい。バイオ炭表面の構造が肥料の陽イオン(カリウムやカルシウムなど)を吸着・保持するサイトとなり、保肥力(CEC)が向上します。
A.
ハウス内は雨による塩類の洗い流しがないためECが下がりにくいです。塩類集積に注意し、適正量の散布と水管理を行ってください。
A.
バイオ炭は黒色で太陽光を吸収しやすいため、春先などに表層の地温を上げる効果が一部期待されます。
A.
土が極端に軽くなりすぎる(固相率の低下)ため、背丈の高い作物が強風で倒伏しやすくなったり、表層が乾燥しやすくなるリスクがあります。
A.
宙炭用バルク施用による土の軽量化を考慮し、深めのすき込みや支柱の強化、防風対策などを検討してください。
A.
バイオ炭が一時的に肥料成分を吸着してしまい、作物に回りにくくなること(窒素飢餓に似た現象)があります。必要に応じて初期の施肥設計を調整してください。
A.
バルク単独でも通気性改善等で土着の微生物が活性化し促進されるケースはありますが、より確実で安定した効果を出すには「宙炭」との併用が必要です。
A.
過剰に施用してpHがアルカリ性に大きく傾くと、鉄や亜鉛などの微量要素が不溶化し、欠乏症が出やすくなるリスクがあるため適量を守ってください。
A.
宙炭用バルクは非常に軽いため、風の弱い日を選んで散布し、散布後は放置せずに速やかにロータリーで土にすき込んでください。
A.
現在の推奨設計は主に畑作(露地・ハウス)向けです。水田での浮遊リスクや効果についてはお問い合わせください。
A.
宙炭用バルク単体でも、透水性が改善することで過湿になりにくい土壌環境が整い、根が健全に育ちやすくなる効果が期待できます。
A.
作物の根が主に張る深さ(起耕深)に合わせて、15〜20cm程度の層に均等に混ざるようにすき込むのが効果的です。
A.
宙炭と同じ効果は得られません。また、単に混ぜるだけでは微生物が炭に定着せず死滅しやすいため、「宙炭」のような高い生存率や即効性は得られにくいです。
A.
肥料成分が多く、ECやpHが大きく上がりやすいため、土壌診断を行い、既存の元肥を減らすなどの緻密な施肥設計が必要です。
※鶏糞炭バルクは一部地域でのみ試験販売中
A.
厳密な使用期限はありませんが、品質保持のため早めにご使用ください。
A.
雨に濡れたり、直射日光で袋が劣化するのを防ぐため、屋根のある場所やシートを被せて保管してください。
A.
はい。バイオ炭は可燃物であるため、保管場所や使用時の火の気には十分ご注意ください。
A.
バルクの量を減らすと、土壌物理性の改善度合いや宙炭の微生物の定着スペースが減るため、期待される効果が薄れる可能性があります。
