【プレスリリース】TOWING、タイ王国有数の農業大学・カセサート大学と基本協定を締結、連携を強化

【プレスリリース】TOWING、タイ王国有数の農業大学・カセサート大学と基本協定を締結、連携を強化

同国における農業課題に対処するため、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の実証栽培等を実施

株式会社TOWING(代表取締役CEO:西田宏平、以下「TOWING」)は、カセサート大学(Kasetsart University, タイ)カンペンセン校 農学部(以下、「AGR at KPS」)と、TOWINGが生産する高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の技術を学術および関連分野で促進する研究協力を目的とした基本協定(MOU:Memorandum of Understanding)を締結したことをお知らせします。


先日行った調印式にて。左より、カセサート大学 The Central Laboratory and Greenhouse Complex 研究メンバーの皆様、Assistant Professor Dr. Chaisit Thongjoo、TOWING CTO 西田亮也、CGO 永田拓人、TOWING 研究メンバー Unkong Nawadchaya

1. 背景

カセサート大学と、TOWINGの研究拠点である名古屋大学は、長年にわたり学術的および研究的な連携を深めており、特に農業や環境化学、エネルギー、バイオテクノロジー等の分野で協力関係を築いています。

また、タイにおいては土壌劣化や気候変動への対策、また農業残渣の野焼きによる大気汚染(PM 2.5等)を背景にバイオ炭に注目が集まっており、今後市場の拡大が予測されます。

TOWINGは今後タイにおいて高機能バイオ炭「宙炭」の導入や生産を予定しており、実現のために必要な研究をカセサート大学と行ってまいります。

2. 本MOUについて

本MOUの目的は、AGR at KPSとTOWINGの間で、高機能バイオ炭「宙炭」の技術を開発・活用し、世界の持続可能な農業のために協力するための枠組みを確立し、協力範囲を明確にするものです。
これにより、この技術を学術および関連分野で活用・促進する技術協力を構築することを目指します。

TOWINGは、AGR at KPSの実験圃場で「宙炭」を用いた作物の実証栽培を実施し、その他研究協力のための技術を提供してまいります。

持続可能な農業の確立や気候変動の対策のために東南アジアの市場は極めて重要な位置づけであり、本MOUをきっかけに東南アジア、ひいては世界的な農業課題に対してソリューションを確立すべく、事業を推進していきます。


AGR at KPS “The Central Laboratory and Greenhouse Complex” の実験圃場の様子

株式会社TOWINGについて

株式会社TOWINGは、「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」をミッションに掲げる、2020年2月創業の名古屋大学発インパクトスタートアップです。地域の未利用バイオマスの炭化物に同社が保有する土壌由来の微生物群を効率的に選別・培養する技術を用いて実現した農業資材、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・販売しています。農地に施用すると、作物の品質や収穫量向上、温室効果ガス排出量削減や、資源循環の促進などが可能です。農林水産省みどりの食料システム法基盤確立認定事業者であり、2022年度「STI for SDGs」アワード 文部科学大臣賞など受賞多数。

URL:https://towing.co.jp/

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