【プレスリリース】株式会社TOWING、JICAによる追加支援を受け、ブラジルにおける高機能バイオ炭事業の展開を加速

【プレスリリース】株式会社TOWING、JICAによる追加支援を受け、ブラジルにおける高機能バイオ炭事業の展開を加速

株式会社TOWING(代表取締役CEO:西田宏平、以下「TOWING」)は、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)、米州開発銀行(Inter-American Development Bank:IDB)グループのイノベーション・ラボであるIDB Labが実施する「オープン イノベーション チャレンジ TSUBASA(Transformational Start Ups' Business Acceleration for the SDGs Agenda)」Governmentコースにおける採択を経て、このたびJICAより追加支援として1,000万円の資金提供を受けることが決定したことをお知らせいたします。

1. 背景

TOWINGは、「TSUBASA」を通じて、ブラジルにおける劣化牧野の課題解決に向けて、TOWING独自の微生物技術及び地域の未利用バイオマスを活用した「高機能バイオ炭」の適用可能性を検証してまいりました。その結果、同地で求められる持続可能な農業への転換に対して、大規模な炭素貯留や有機肥料の最大活用の観点から、ブラジルにおける高機能バイオ炭の普及可能性が高いことを確認しました。

2. 今後の展開

このたびの追加支援を活用し、ブラジルにおける技術の再現性検証および実証栽培の実施を検討してまいります。また、現地の研究機関との連携構築を進め、技術の現地適応に向けた取り組みを推進します。これらの活動を通じて、JICAが推進する日・ブラジル・グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ(GPI)に基づく劣化牧野対策への貢献や、同地における持続可能な農業の実現を目指し、事業を展開してまいります。

3. ブラジルにおける連携企業の募集

TOWINGの高機能バイオ炭事業は、未利用バイオマスの活用から大規模農地への適用、さらにはバイオ炭プラント施設への投資まで、幅広い事業機会を有しています。このたびのブラジルでの事業展開にあたり、これらの分野でご協力いただける企業様はぜひお問合せください。

4. 「TSUBASA」について

TSUBASAは、日本のスタートアップのイノベーティブなビジネスと、JICAおよびIDB Labの強力なサポートを掛け合わせることで中南米・カリブ地域におけるSDGsへの貢献を目指す、オープンイノベーションプログラムです。
URL:https://tsubasa-jica.com/

株式会社TOWINGについて

「持続可能な超循環型農業を地球・宇宙双方で実現する」をミッションに掲げる、2020年2月創業の名古屋大学発インパクトスタートアップです。地域の未利用バイオマスの炭化物に同社が保有する土壌由来の微生物群を効率的に選別・培養する技術を用いて実現した農業資材、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発・販売しています。農地に施用すると、作物の品質や収穫量向上、温室効果ガス排出量削減や、資源循環の促進などが可能です。農林水産省みどりの食料システム法基盤確立認定事業者であり、2022年度「STI for SDGs」アワード 文部科学大臣賞など受賞多数。
HP:https://towing.co.jp/

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