運営会社について

運営会社であるTOWINGは、環境に配慮した人工土壌「高機能バイオ炭」を活用した次世代の作物栽培システムを開発・販売する名古屋大学発スタートアップです。

この人工土壌の技術をもとに、地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指しています。

高機能バイオ炭とは、植物の炭等の多孔体に微生物を付加し、有機質肥料を混ぜ合わせて適切な状態で管理してつくられた人工土壌の名称です。国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術に基づき、TOWINGが栽培システムとして実用化しました。

高機能バイオ炭には大きな特徴が3つあります。

1. 有機質肥料を高効率に無機養分へと変換できます

2. 畑で良い土壌を作るためには通常3~5年くらいかかりますが、高機能ソイルはわずか約1カ月で良質な土壌となります

3. 本来であれば廃棄・焼却される植物残渣の炭化物を高機能ソイルの材料とするため、炭素の固定や吸収効果も期待できます

 

2050年には世界の人口が97億人に達すると言われており(*1)、食料需要は1.7倍に増えると予測(*2)されています。当社では、高機能バイオ炭を活用した持続可能な畑を増やすことで、環境負荷の少ない効率的な食料増産を実現し、世界で懸念されている食料危機問題の解決に貢献していきます。

また、2050年には月面や火星に1,000人が暮らす宇宙基地の建造が構想(*3)されています。今後、当社では月面や火星の土をベースとした高機能バイオ炭を開発し、宇宙でも作物栽培可能なシステムの実現を目指します。

TOWINGは、地球と宇宙の新しいサステイナブルな農業の実現を通じて、次世代の「緑の革命」を起こし、地球と宇宙の未来の食を豊かにすることを使命としております。

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(*1)参考:国際連合「世界人口予測2019(World Population Prospects 2019)」
(*2)参考:農林水産省 「2050年における世界の食料需給見通し」
(*3)参考:SPACE FOODSPHERE